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海外駐在員向け異文化マネジメントセミナーレポート

1.シンガポール日本商工会議所講演会
「多国籍/異文化チームのマネジメント
~違いを価値に変える6段階と実践テクニック~」
2013年2月4日、シンガポール日本商工会議所 2月度会員向け講演会にて小平達也(グローバル人材戦略研究所 所長、ジェイエーエス 代表取締役社長)より「多国籍/異文化チームのマネジメント~違いを価値に変える6段階と実践テクニック~」というテーマで講演をしました。
シンガポール日本商工会議所講演会
日時 2013年2月4日 15:00-17:00
場所 シンガポール日本人会2階ボードルーム
講師 小平達也(グローバル人材戦略研究所 所長、ジェイエーエス 代表取締役社長)
参加者 シンガポール日本商工会議所の会員企業の経営者、実務責任者および管理部門等の駐在員を中心に91名よりエントリー。
開催概要 駐在員などミドルマネージャーはグローバル戦略の実際の執行者であるものの、生活、コミュニケーション、ローカル社員のキャリア観、さらには駐在員自身の将来展望などその悩みの種類は多く、また深いです。 本セミナーでは部下に外国人社員をもち、多くの課題が集中するミドルマネージャーにはどのような考え方・行動が求められるのかについて、日本人と外国人社員の仕事に対する考え方の違いを整理した上で、ダイバーシティを価値に変えるための考え方と異文化コミュニケーションテクニックなど実践テクニックおよび事例について紹介をしました。

1.日本人社員と外国人社員
―仕事に対する考え方の違い―

2.未来を創造する組織マネジメント
―違いを価値に変える6段階理論―考え方

3.多国籍チームのマネジメント
①違いにどう対応するか

4.多国籍チームのマネジメント
②違いをどのようにして価値に変えるか

5.まとめと展望
<参加者アンケート>
●参加者は30~40代、メインは初めての海外駐在で赴任してきている滞在2年目未満の駐在員である。
●赴任前もしくは赴任後に、海外・異文化マネジメント研修を受講しないで、マネジメントを実施・悩む姿も浮き彫りとなった。
日本においてマネジメント経験はないが、アウェイである海外においてはじめてマネジメントに取り組んでいるというケースも見られた。
<参加者コメント ※多数頂いたコメントのうち、一部を抜粋してご紹介します。>
「目先の仕事に追われる日々で、本セミナーの内容について自分を気が付かせるいい動機づけ、また反省点も理解できました。今後の業務に活かしていきたいと思います。(電機)」

「マネジメントの基本を改めて考えるよい参考となりました。日々の業務に慣れが生じ、赴任前に自分がどのようにすべきか考えていたことを再度考え直すよい機会でした。(電子部品)」

「前任者から引き継ぎ1年になりますが、テキストの例を見て実は自分にすべて当てはまるのではないか?と思ったほどです。まずは今の自分の立場を整理して、セミナーをきっかけに考えていきたく思いました。(運輸)」

「コミュニケーションを大切にすることをモットーにして仕事をしていますが、どのようにコミュニケーションを行えばさらに効果的か考えるきっかけになりました。マネジメントのむずかしさを常に感じています。(運輸)」

「大変興味深く聞きました。期待していたのはどのように異文化人材に対応していくのか、、、という内容でしたが、それ以上、期待以上でした。(IT)」

「ローカルメンバーのマネジメントをしなければならないため、人種による考え方の違いなどお聞きすることができました。(金融)」

「このようなセミナーに初めて参加しましたので、すべてが新鮮で興味深く聞くことができ参考になりました。引き続き自分自身の考えとして身につくまで勉強ならびに自問自答を継続していきたいと思います。(化学)」

「本社人事に聞かせたい。参考になりました。(IT)」

「随所に役立つ考え方やロジックがあり、実践していきたい。(電機)」

「事例と理論の説明のバランスが良かった。(会計)」

「具体的な事例を挙げて説明いただいたためとても分かりやすく共感できるところが多々ありました。(保険)」

「社会心理学や学習理論のフレームワーク学ぶことが出来、非常に参考になった。(サービス)」

「理解→信頼から提案への進め方が重要な点が理解できました。提案の段階への進め方がうまくできていなかったので改善していく機会となった。(部品)」

「フィードバックの重要性を再認識できました。これまでローカルに適時・適切なフィードバックはできていなかったと感じた。」

「次回は時間を長めにしていただき参加させていただきたいと思います。」(運輸)

「次回はマネジメント持論作成等を講義いただきたい。(電機)」

「もっと詳しく、また事例や手段などをお話聞かせいただきたく。次回講演を期待しております。(電機)」


「参加者の年代は30~40代が78%を占める」
20代 3%
30代 33%
40代 45%
50代 15%
60代 3%

「海外駐在回数は1回目が75%を占める」
1回目 75%
2回目 17%
3回目以上 8%

「シンガポール以外に駐在もしくは長期出張をした国なしが67%を占める。」
なし 67%
あり 33%

「シンガポール駐在年数は2年未満が63%を占める」
1年未満 40%
2年未満 23%
3年未満 15%
3年以上 22%

「駐在前のマネジメント経験ありが62%を占める」
なし 38%
あり 62%

「駐在後のマネジメント状況では、ありが83%を占める」
なし 17%
あり 83%

「海外・異文化マネジメント研修を受講せずに赴任が75%を占める」
なし 75%
あり 25%

「講演内容に関する感想は大変参考になった、参考になった、の合計が94%となった」
大変参考になった 48%
参考になった 46%
あまり参考にならなかった 6%

※アンケートは講演会参加者に対してグローバル人材戦略研究所が行ったものであり回収66件。 このうち、有効回答となる60件を対象としている。
2.駐在員のための異文化チームマネジメント力向上セミナー
~体験型ワークショップと持論作成~
2013年2月5日、シンガポールにて「駐在員のための異文化チームマネジメント力向上セミナー~体験型ワークショップと持論作成~」を開催しました。
日時 2013年2月5日 14:00-17:30
場所 Cliftons 108 Robinson Road, The Finexis Building 11F
講師 小平達也
(グローバル人材戦略研究所 所長、ジェイエーエス 代表取締役社長)
開催概要 シンガポールはじめアセアン各国においては一人あたりの生産性向上が求められており、マネジメントを「上司に従わせるマネジメント」から「部下から積極的な提案を引き出すマネジメント」へと高度化していくことが求められています。
本ワークショップでは特に、多国籍/異文化チームのマネジメントにフォーカスをして開催しました。参加者は個人ワーク、グループワーク、ロールプレイ等を通じ、多国籍/異文化チームのマネジメントのポイントについて理論的な背景と実践的なテクニックを習得し、最終的には職場におけるマネジメント方針である「異文化マジメント持論」を作成しました。

1.理論背景と他社事例共有
・職場における「違い」の理解
・組織マネジメントにおける異質性の統合―違いを価値に変える6段階―
・事例紹介・共有

2.多国籍/異文化チームのマネジメント①
・部下からの提案を導くコミュニケーションテクニック
・ホウレンソウ(報告・連絡・相談)使い分け(メリット・デメリット)
・議論と対話の使い分け

3.多国籍/異文化チームのマネジメント②
・チームとは?
・多国籍/異文化チームのメリット・デメリット
・背景・立場・優先順位の異なるメンバーと限られた時間内で合意形成をし、目標達成をするテクニックの習得(グループワーク)

4.多国籍/異文化チームマネジメント持論作成
・多国籍/異文化チームマネジメントに関する独自の知見(持論)をまとめ、今後の職場におけるマネジメント指針を作成・発表。マネジメント指針を作成・発表。
<参加者コメント ※多数頂いたコメントのうち、一部を抜粋してご紹介します。>
「日々の業務に追われ、マネジメントについてきちんと整理することがなく駐在生活が続いていたので考えを整理するよいきっかけとなった。」

「どうやって部下から提案を引き出すか、という考え方、技術を学ぶことが出来た。」

「赴任直後に受講したかった。これからはトレーニーにも継続的に受けさせたい。」
駐在員のための異文化チームマネジメント力向上セミナー
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<本件に関するご質問・お問合せ先>
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