テーマ:チェンジ・エージェントとしての外国人社員活用~「日本人化した外国人」から「自社化したグローバル人材」への発展~
概要 :
日本国内で就労を目的としている外国人は15万人を超えています。また「技術」「人文知識・国際業務」の在留資格で2010年に日本企業に就職した留学生も9千人を超えていますが、外国人留学生を採用したことのある企業の採用理由としては「国籍に関係なく優秀な人材を確保するため」が65.3%と最も多く、次いで「事業の国際化に資するため」(37.1%)となっており、「外国人ならではの技術・発想を取り入れるため」を採用理由として挙げている企業は9.4%と一割にも満たない状態です(※)。
本来であれば「より広い母集団から優秀な人材を獲得することができる」「海外事業との架け橋(ブリッジ)要員として活用できる」「多様な属性と考え方を組織に取り込み組織活性化のみならず、組織変革推進のきっかけとなる」など、日本企業における外国人社員の活用は「一石三鳥」であり「一粒で三度おいしい」はずです。
ところが実際には、多くに企業において外国人社員を「日本人化」させることが結果としては目的化してしまっており、また「日本人化」を果たせない外国人の離職が増加するという事態も招いているようです。
Peter F.Druckerは未来組織のあり方として組織が生き残りかつ成功するためには自らが変革機関、すなわちチェンジ・エージェントになるべきだと主張しています(※※)。グローバル事業展開と今後の持続的な事業拡大を踏まえると、日本企業が真に必要とする人材は「日本人化」した外国人社員ではなく、自社の価値観や業務プロセスなどを深く理解し、いわば「自社化」したうえでグローバルな環境で新しい価値を創造できる人材だと私たちは考えます。
今回の研究会では、「日本人化した外国人」から「自社化したグローバル人材」への発展4ステップを紹介した上で参加者の皆様と課題意識を共有をしていきたいと思います。
※独立行政法人 労働政策・研修機構(2009)「日本企業における留学生の就労に関する調査」
※※Peter F. Drucker(2002)『ネクスト・ソサエティ』ダイヤモンド社
<グローバル人材戦略研究会について>
グローバル経営において経営者や人事担当者が対応すべき「組織・人」に関する課題は国内外において深化する一方です。グローバルに特化した組織・人事コンサルティングを行うジェイエーエスが主催するグローバル人材戦略研究会では毎回、最新事情を紹介するとともに参加者との課題共有・解決のためのディスカッション・質疑応答を重視して進めています。自社のグローバル人材戦略のポジションを整理して把握したい方、具体的な課題を持っている方、他社事例を参考にされたい方にお勧めです。
プログラム(予定):
15:15 開場・受付開始
15:30 主催者開催挨拶・参加者自己紹介(課題意識共有)
15:40 講義
16:30 ディスカッション、質疑応答
17:30 解散
講師 : 株式会社ジェイエーエス 代表取締役社長 小平達也
対象: 企業経営者、人事部門責任者・担当者
定員:10名
日時 :11月9日(水) 15:30~17:30(受付開始 15:15)
場所: (社)経済倶楽部 第一会議室
東京都中央区日本橋本石町1-2-1 東洋経済ビル9階
地下鉄半蔵門線「三越前」下車 B3出口 0分
http://homepage2.nifty.com/keizaiclub/map.htm
参加費:
5,000円
※2011年版 外国人社員 採用・活用ハンドブックご購入企業は参加費無料
申込:
※お申込後、申込確認メールの返信をもって正式受付とさせていただきます。
※メールタイトルを「11月9日開催 グローバル人材戦略研究会参加申込」
とし本文にて以下をご記入のうえ事務局(info@ja-sol.jp)宛てでご連絡ください。
1.会社名
2.会社住所
3.部署・役職名
4.氏名
5.連絡先(メールアドレス)
6.連絡先(電話番号)
主催: 株式会社ジェイエーエス