長い時間をかけて育まれてきたものには、効率とは別の次元にある深い重みがあります。
400年続く窯元の営みとそこに息づく思想は、短期成果が求められる現代に生きる私たちにこそ、静かで力強い示唆を与えてくれます。
このたび、陶芸家・重要無形文化財保持者(人間国宝)である十四代 今泉今右衛門さんとの対話から得た学びを「問いかける思想」としてまとめました。冊子は限定配布の非売品として制作していますが歴史的・文化的価値の共有と継承に微力ながら寄与すべく、全文をPDF形式で公開いたします。
本対談では
「時代を超えて継承されるものとは何か」
「永続する価値はどのようにつくられるのか」
という問いを軸に組織と人材育成に携わる立場から歴史と未来、日本と世界、個と組織、技と思想をつなぐ視座を多面的に扱っています。
変化のなかで立ち止まり本質に触れたいと感じる方や、次の世代を創造するリーダーの方々にとって思索と対話の種となりましたら幸いです。
【目次】問いかける思想~十四代 今泉今右衛門さんが語る永続する価値~
プロローグ~世界史が発見した有田──永続する価値を問う~
1.伝承と伝統~何を守り、何を変えるのか~
2.永続性と個人~人はどれほどの時間を背負えるのか~
3.世界と日本~文化的な特色をいかす力~
4.受け容れる~「委ねる」という知性~
5.対話~ともに問い、つながり、意味が生まれる~
6.時を超えるアイデンティティ~変化のなかに同一性は宿るのか~
対談後記~問いかける思想 それは時を超える叡智の器~
6つの原則と問い
対談レポート:問いかける思想
※本対談の公開にあたり、文化的価値への最大限の敬意をもって掲載しております。趣旨に鑑み、内容の改変・再編集・転載はご遠慮賜りますようお願い申し上げます。


