セミナー

【連載】組織力を高める外国人材活用-『違い』を価値に変える6段階理論-<Web労政時報(財団法人労務行政研究所)>

企業が真に必要とする人材は「日本人化」した外国人社員ではなく、自社の価値観や業務プロセスなどを深く理解・「自社化」しグローバルな環境で新しい価値を創造できる人材である、という考えに立ち、ダイバーシティを価値に変えるプロセスを6段階モデルで解説した『未来を創造する組織マネジメントの6段階理論』の連載がスタートしました。ダイバーシティマネジメントの重要性は叫ばれて久しいですが、実際にどのような考え方で、違いを価値に変え、変化に対応する組織となっていくのか――という具体的な方法論について本連載では紹介をしていきます。
                                                                                                                 

タイトル:組織力を高める外国人材活用-『違い』を価値に変える6段階理論-
掲載媒体:Web労政時報(財団法人労務行政研究所)
                                                                                                           

組織力を高める外国人材活用-『違い』を価値に変える6段階理論-『Web労政時報』「財団法人労務行政研究所」

未来を創造する組織マネジメント-違いを価値に変える6段階理論-について

                                                                                                               

【セミナー】6月13日開催 HRサミット2012 ①「急増する外国人社員をいかに活性化し定着を図るか」 ②「グローバルリーダーシップスキルを演劇的手法で習得する」

6月13日 HRサミット2012にてジェイエーエスより講演2タイトルを提供します。

                                                                                                                                            

①「急増する外国人社員をいかに活性化し定着を図るか」外国人社員向け研修~考え方・企画と具体的な実践~
②「グローバルリーダーシップスキルを演劇的手法で習得する」

                                                                                                                                            

開催日:6月13日(水)

                                                                                                                                            

①テーマ:「急増する外国人社員をいかに活性化し定着を図るか」(軽食付き)
     外国人社員向け研修~考え方・企画と具体的な実践~

                                                                                                                                            

講師:ジェイエーエス 代表取締役社長 小平達也

                                                                                                                                            

時間:12:10-13:10

                                                                                                                                            

内容:「職場におけるコミュニケーション上の課題」「定着への懸念」などが外国人社員を採用後の課題として挙げら
れますが、よりよい活用をしていくためには場当たり的ではない育成計画を企画・実施していくことが求められます。
小平達也は大学院講師として外国人留学生向け授業「日本企業概説」「企業文化研究」等を担当していますが本セ
ッションでは外国人社員向け研修において必要とされる考え方および、ジェイエーエスが日本語・英語・中国語それ
ぞれに対応し提供している外国人新入社員向け導入研修「Working in Japanese companies(在日本企業上班)」・フ
ォローアップ研修の概要やスライドをご紹介することにより、自社にて研修を企画・開催する際のポイントを共有して
いきます

                                                                                                                                            

                                                                                                                                            

②テーマ:「グローバルリーダーシップスキルを演劇的手法で習得する」
    世界に通用するリーダーを作る、注目の研修~シアター・イン・ビジネス

                                                                                                                                            

講師:株式会社ジェイエーエス 演出家、シアター・プラクティショナー(舞台芸能実践者) 三輪えり花

                                                                                                                                            

時間:13:30-14:30

                                                                                                                                            

内容:グローバルビジネスに於いて企業は、多様なチームを束ね、リーダーシップを発揮していくことが求められてい
ます。リーダーの資質のひとつに、その人物が魅力的であることが挙げられますが、アイコンタクト、ボディランゲー
ジ、声の質感、話し言葉のわかりやすさ等、プレゼンテーションの場でも、対話でも、聞いている人間が思わず引き
込まれる人物になるには、俳優訓練が効果的です。既に欧米ではかなり以前からこの俳優訓練をコミュニケーション
能力と感情コントロール術を高めるために教育やビジネスの場に採用してきました。俳優訓練等演劇的手法をグロ
ーバルビジネスに直結する方法にした社員研修「シアター・イン・ビジネス」の手法と導入方法についてご紹介いたし
ます。

                                                                                                                                            

(参考)「グローバルリーダーとしてのふるまい、コミュニケーションスキルを短時間で効率よく習得・発揮することが可能となる体験型プログラム「シアター・イン・ビジネス」  
                                                                                                                                            

 
6月13日 HRサミット2012詳細・申込:

【講演】日本経団連にて講演「日本企業の求めるグローバル人材の素質・能力やグローバル人材育成に向けて企業や大学に求められる取り組み」

10月29日に日本経団連 教育問題委員会企画部会にて弊社小平が行った講演について日本経団連タイムスにて掲載されております。

日本経団連タイムスN0.3020(2010年11月11日)より転載。

グローバル人材育成に向け産学連携の推進を

-日本企業の求めるグローバル人材について聞く/教育問題委員会企画部会

 

日本経団連の教育問題委員会企画部会(岩波利光部会長)は10月29日、東京・大手町の経団連会館で会合を開催し、日本企業の求めるグローバル人材の素質・能力や、グローバル人材育成に向けて、企業や大学に求められる取り組みについて、ジェイエーエスの小平達也社長から説明を受けるとともに意見交換した。

                                                                                                                                         

冒頭、小平氏は、「最近の日本企業による外国人人材の採用に関して、海外拠点における採用数が増加した結果、グローバル連結経営のなかで、日本の本社における新卒採用自体、数字上はマイナーなものになりつつある」と指摘した。また、「日本人、外国人を問わず、人材の二極化が進んでおり、人材分布は正規分布ではなく、ツイン・ピークス型になりつつある」と述べた。具体的には、「全く内定のとれない日本人学生がいる一方、複数の日本企業から内定をもらう外国人留学生もいる。また、新入社員を対象としたアンケート結果では、海外で働きたいと思わないとする回答が49%を占める一方で、どんな国・地域でも働きたいとして、強い海外志向を示す回答も過去最高の27%になっている」と説明した。

                                                                                                                                         

続いて、グローバル人材に求められる素質・能力として、(1)どの国・地域でも共通して求められるマネージャー、リーダーとしての役割(2)どの国・地域でも求められるが、国・地域によってやり方を変えるべきコミュニケーション能力や対人理解力(3)国や地域によって異なる文化や労働・商慣行を理解する異文化適応力――の3つを挙げた。

                                                                                                                                         

次に、小平氏は、日本企業における外国人留学生などの外国人人材の採用・活用における課題として、まず母集団にかかわる問題を指摘。「日本の大学等で学ぶ外国人留学生の大多数が中国人文科系学生で占められている現状では、企業の通常の採用アプローチで、それ以外の外国人留学生にアプローチすることは難しい」と述べた。また、「日本人学生にとって、日本企業は、製品・サービス面で魅力があり、企業文化や社風、経営者の顔も見えているが、留学生などの外国人には、製品・サービス面での魅力が薄れてきているのに加えて、企業文化や社風、経営者の顔が全く見えていない」という問題を挙げ、「外国人人材を採用する場合は、入社前後に、自社の企業文化や社風に合うよう社会化する必要がある」と述べた。さらに、外国人人材の場合、「大学名等の属性で彼らの専門知識を見極めることが難しいのに加えて、日本語能力についても、日本語試験が複数存在し、テスト間の互換性もないことなどから、彼らの“優秀さ”の客観的な判断が難しい」と指摘した。

                                                                                                                                         

最後に、グローバル人材育成に向けて今後、企業や大学に求められる取り組みとして小平氏は、(1)共同研究にとどまらないグローバル人材育成に向けた産学連携の推進(2)留学生の能力を客観的に評価するため、TOEICや日本語検定など、大学と企業間で指標を共有化したうえで、それらの指標の社会的な通用性を高めること(3)インターンシップや企業の寄付による冠講座、大学で実施するプロジェクト・ベースド・ラーニング(注)の推進――など、企業と大学の接点をさらに拡大すべきであると提案した。

                                                                                                                                         

(注)プロジェクト・ベースド・ラーニング(Project-Based Learning、PBL)=少人数による課題解決型授業。学生が自ら課題を設定し、その解決法を見いだすことで、学生の問題発見、課題解決能力を伸ばすことを目的とする教育。